代表世話人ご挨拶

若林 正則
若林 正則 代表世話人

この度"U-TECH Annual Meeting 2026"を令和8年10月11日(日)コンベンションぬまづ(プラサヴェルデ)にて開催することとなりました。

近年の超音波機器の進歩にはめざましいものがあります。それに伴い血管穿刺等ベッドサイドの基本手技においても超音波が多く活用されるようになってきました。しかし、超音波ガイド下手技が普及しているにも関わらず、中心静脈穿刺をはじめ誤穿刺に伴う事故が後を絶ちません。まだまだ超音波の特性を十分考慮した手技が確立されていないのが現状です。

このような現状をふまえ、超音波というツールを用い、なぜ事故が起こるのか、より確実な手技を実現するために何をしたらよいのか、それを科学的に分析、検証する機会を作りました。それがU-TECH(Ultrasound-guided technique conference)です。

今回は「エコー下手技におけるコツとピットフォールを考える」をテーマとしました。血液透析関連の穿刺のみならず、動脈穿刺、中心静脈穿刺、中心静脈カテーテル留置についてもより安全、確実な手技の確立と普及を目指した討論を行いたいと考えています。

血管内治療に関しては、血管内治療、特に超音波ガイド下VAIVTの基本から応用まで、質の高い手技を実現するための議論を展開できればと思います。また、閉塞性病変に対する超音波ガイド下治療は未知の可能性が秘められており、今後の発展が期待される分野です。

現場の実情に即した問題点を議論することで皆様の手技の質向上が実現できれば幸いです。

U-TECH Annual Meeting 2026 代表世話人 若林 正則 望星第一グループ 代表

エコーガイド下VAIVTの歩み

2000年にポータブルエコーを使用したエコーガイド下VAIVTを開始。

透視下VAIVTでさえまだ普及していなかった時代に、透視下よりもエコーガイド下の方が血管壁や血管外組織の状態を正確に把握できると感じ、積極的に実施する。この事実は合併症の予防、管理に関係し、安全性や手技の確実性に大きく関わることを実感していた。

200例以上のPCI(経皮的冠動脈形成術)の経験も活かし、試行錯誤を重ね手技を確立。手技の確立に加え、適応判断から機材レイアウト、スタッフの動線にいたるまで、現在多くの施設で行われている「エコーガイド下VAIVT」の基礎となるシステムを確立した。

同時に国内外の学会で積極的に発表を行い、エコーガイド下VAIVTの普及に尽力。

2011年にトルコ・イスタンブールで行われた 7th Conference of Vascular Access Society (VAS) ではエコーガイド下VAIVTの開発に関する発表でawardを受賞。この発表を元に、それまで施行してきた4,000例以上のエコーガイド下VAIVTの経験をまとめた論文を2012年に発表。

2025年末時点で40,000例以上のエコーガイド下VAIVTを経験。より安全、確実なエコーガイド下手技の確立と普及を目指し、2016年に Ultrasound-guided technique conference(U-TECH)を立ち上げ現在に至る。

エコーガイド下VAIVTは術者の技術向上のみならず、デバイス開発、術者と助手の役割分担、使用機器や物品のエコーガイド下ならではの活用法などをより突き詰めることで新しい可能性が生まれると考え、その重要性を発信している。

経歴

平成3年東邦大学医学部医学科卒
平成3年東海大学前期研修医
平成5年東海大学移植学教室Ⅰ 入局
平成9年同大学院修了
平成10年国立東静病院(現 静岡医療センター)心臓血管外科
平成13年望星第一クリニック院長 現在に至る

所属

  • 駿東育愛会理事長
  • 望星第一クリニック院長
  • 日本透析医学会専門医
  • VAIVT研究会幹事
  • 中国河南省人民病院腎臓内科客員教授
  • 中国大連医科大学腎臓内科客員教授
  • 日本血管外科学会、日本心臓血管外科学会等所属

主な論文・著書

  • Wakabayashi M, Hanada S, Nakano H, et al. Ultrasound-guided endovascular treatment for vascular access malfunction: results in 4896 cases. J Vasc Access. 2013;14(3):225-230.
  • Ambulatory Renal Monitor (ARM)を用いた経時的腎機能評価法の研究 若林 正則
    日本泌尿器科学会雑誌 89(9), 749-757, 1998-09-20
  • その他血管内治療、超音波ガイド下手技に関する著書多数

開催詳細

エコー下手技におけるコツとピットフォールを考える

会議名称 U-TECH Annual Meeting 2026
(ユーテック アニュアルミーティング 2026)
大会テーマ エコー下手技におけるコツとピットフォールを考える
主催 Ultrasound-guided technique conference
代表世話人 若林 正則(望星第一グループ 代表)
開催日時 令和8年(2026年)10月11日(日)10:00〜17:00(予定)
会場 コンベンションぬまづ(プラサヴェルデ)
コンベンションホールB / 301会議室 / 302会議室
〒410-0801 静岡県沼津市大手町1丁目1-4(JR沼津駅北口より徒歩3分)
開催形式 ハイブリッド開催(現地参加 / WEB参加 LIVE配信)
対象 医師、看護師、臨床工学技士、臨床検査技師、及びその他のコメディカルスタッフ
参加予定者数 200名(医師、コメディカル、企業)
会議の内容 シンポジウム / モーニングセミナー / ランチョンセミナー
ミニレクチャー / ハンズオンセミナー / コメディカルセッション
単位認定 血管診療技師(CVT) 参加2単位(指定番号26-001)
※WEB視聴も対象

インターベンション エキスパートナース(INE) 参加5単位
※WEB視聴も対象

日本臨床腎臓病看護学会 VA看護管理者 認定ポイント
発表:15点/座長:10点/ハンズオンセミナー参加:7点/参加のみ:5点
※WEB視聴:5点
参加費 現地参加:5,000円 / WEB視聴のみ:3,000円

開催趣旨と目的

本会は、超音波ガイド下基本手技に関する研究を通じて知識・技術の向上を図り、医療の発展と患者への貢献を目的に設立しました。

学術集会では、医療に携わる、あるいはこれから携わろうとする全ての医師、看護師、臨床工学技士、臨床検査技師、及びその他のコメディカルスタッフに、エコーを用いたハンズオンを実施し、超音波ガイド下における様々な手技を経験して頂き、実診療に生かすことを目的としています。

当該領域は近年目覚ましい進歩を遂げており、医療経済や社会環境の急速な変化に適切に対応してゆくために、今後益々の英知と実行力が要求されており、本会の発展は広く社会に寄与するものと考えます。

Faculty・世話人

COURSE DIRECTOR / 代表世話人

若林 正則 望星第一クリニック

SUPERVISOR

室谷 典義 三橋明生病院

SPECIAL GUEST

モーニングセミナー 相川 潔 VAクリニック愛知
ランチョンセミナー 野口 智永 吉祥寺あさひ病院